渡名喜島にある唯一の遊泳可能なビーチ、「あがり浜」。ここは100年以上にわたり受け継がれてきた伝統的な「水上運動会」の舞台でもあります。
渡名喜島の海は「渡名喜ブルー」として知られるほど、透明度が高く美しい青い海。周囲には数多くの海水浴スポットがありますが、「あがり浜」は島の東側に位置し、集落に近いこともあり、地元の人々の憩いの場として親しまれています。約700メートルにわたる白い砂浜は、特に島の子どもたちによる海水浴の楽しそうな姿がよく見られます。早朝の晴れた日には日の出を、夕方には浜辺のベンチで夕涼みする島民の風景が広がります。
海は遠浅なので、ファミリー連れや子供たちも安心して楽しむことができますが、監視員などはいないため、自己責任で海を楽しむようお願いします。そして夕方には、地元のおじぃやおばぁたちが集まり、「ゆんたく(おしゃべり)タイム」を楽しんでいる様子が見られます。のんびりとした雰囲気の中で、島の人々が海を楽しみ、交流する光景が心温まります。
渡名喜島の「あがり浜」は、美しい海と共に地元の文化や伝統を感じることができる特別なビーチです。地元の人たちと一緒に自然の恵みに触れ、素朴な島の暮らしを体験してみるのも良いでしょう。忙しい日常を離れて、温かな島の雰囲気に包まれながら、心安らぐひとときを過ごしてみてください。