久高島には様々な伝説が残りますが、中でも特筆すべきイシキ浜は、麦や粟などの種子を詰めた五穀の壺が流れ着いた場所として知られています。この壺の流れ着いたことで、五穀の発祥の地とされ、現在でも祭祀が行われる聖地として大切にされています。イシキ浜は島の中央部に位置し、東海岸に広がっています。浜への入口には御嶽(祭祀を行うための重要な場所)があり、そのため遊泳は禁止されています。そのため、訪れる際には静かに過ごすことをおすすめします。また、東側に位置するため、朝日の美しい光景も楽しむことができます。
島の仲程に位置するイシキ浜は、五穀が入った壷が流れ着いたことで、久高島から沖縄本島へと穀物が広まったという伝説の場所として有名です。薄暗い小道を進むと、途中には広くない神に拝みを捧げる場所があります。そこはニラーハラーの神、そして東リ大主(アガリウプヌシ)の御嶽であり、琉球国由来記にも記された由緒ある場所です。イシキ浜は歴史や文化に包まれた特別なスポットであり、訪れる人々に不思議な魅力と感動を与えることでしょう。