石垣港から南南西に位置する黒島の西側、約17キロ離れた場所に広がる仲本海岸は、八重山諸島を代表するシュノーケリングの楽園として知られています。このエリアは「ハートアイランド」とも呼ばれ、その美しさから多くの観光客を魅了しています。
黒島を囲むリーフの内側には、まるで天然のプールのような「イノー(礁池)」が広がり、穏やかな波が立つことなく、シュノーケリングに最適な環境を提供しています。干潮時にはリーフエッジまで歩いて行くこともでき、そこではさまざまな生き物が息を潜めています。サンゴの周りには、「ニモ」として知られるカクレクマノミやスズメダイなどの熱帯魚が群れをなし、運が良ければアジなどの大型魚にも出会えることでしょう。
ただし、6月から9月はムラサメモンガラとゴマモンガラの繁殖期であり、特に攻撃的になります。侵入者に対して縄張りを守ろうとするため、攻撃的な行動に出ることがあります。したがって、攻撃された場合は冷静に対処し、その場から離れて岸に戻るようにしましょう。
また、リーフの先には波が立ち、潮の流れが速く、急に水深が深くなる危険なエリアがあります。したがって、これらのエリアへのアクセスには十分な注意が必要です。