宮古島の北東部に位置する島尻港から大神漁港まで、定期船でわずか15分の船旅に出かけると、美しい自然景観が広がる「大神島」に到着します。この島は周囲が約4.7キロしかなく、わずか20人ほどの住民が住む小さな島です。大神島はその名の通り、神聖な島として古くから知られ、神事が非常に重要視されています。
大神漁港から出発し、海岸沿いの道を歩いていくと、すぐに美しいビーチにたどり着きます。このビーチは漁港の隣に広がり、白い砂浜とは異なり、自然のままの風景がそのまま残っています。また、整備された道を進むと、特徴的な景観である「ノッチ」と呼ばれる奇岩が現れます。海中に生えたキノコのような岩の形状から、キノコ岩とも呼ばれています。この奇妙な形状の岩が目の前に広がると、大神島の神秘的な魅力に触れることができます。
ただし、神事が執り行われる際には、島への立ち入りが禁止されることがあるため、訪れる際には注意が必要です。
大神島は観光客が訪れる頻度は低く、宿泊施設や観光スポットが限られています。そのため、古くからの伝統を守り続け、自然環境も美しいまま保っています。この島を訪れることは、宮古島とは異なる、神秘的な離島の魅力を満喫する機会となるでしょう。