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賀数仁然の「さきがけ!歴男塾」YouTube番組
#6【え?本当に?】今年はユンヂチです!
沖縄県に住んでいると、テレビCMなどで「今年はユンヂチです!」というフレーズを耳にすることがあります。では、この「ユンヂチ」とは何なのでしょうか?
沖縄では、年中行事や祭りは基本的に旧暦に従って行われます。新暦は太陽の運行に基づいて1年を定めますが、旧暦は月の満ち欠けを基にしています。新月から満月までの約29.5日を1ヶ月とし、その結果、1年は354日となります。これにより、旧暦は新暦と年間で約11日ずれてしまいます。そのズレを調整するため、約3年に1回の割合で閏月を設けます。その閏月を「ユンヂチ」と呼ばれております。
ユンヂチは「余分な月」という意味になっており、19年に7回入る余分な月になります。
ユンヂチは神様が見ない月とされることから、お墓の修繕や仏壇を新しく作るなどを日を選ばずに行えます。最近は年間でユンヂチとされるため「今年はユンヂチです!」とCMなどで聞くようになりました。
しかし、2033年には旧暦が適用されない年とされており「2033年問題」として取り上げられています。2033年以降に閏月を設けることができなくなり、旧暦が機能しなくなるという問題です。この問題に対する解決策として、旧暦のルールを調整し、ユンヂチを設けることが検討されています。
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